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卓上型の恒温恒湿器とは

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目次

恒温恒湿器の導入を検討する際、試験条件に適した性能だけでなく、設置方法や操作性も重要な比較要素となります。

本記事では、卓上型恒温恒湿器の定義や特徴を整理し、導入判断に役立つ着眼点をまとめました。

卓上型の恒温恒湿器とは

机や実験台の上に設置できる恒温恒湿器(温湿度試験装置)です。

床のスペースに余裕がない環境でも、導入しやすいのが特徴。研究開発部門や品質保証部門で、電子部品や材料の信頼性評価を行う際などに広く使用される種類です。

製品によっては、電源工事が不要な家庭用電源タイプも存在します。

卓上型の恒温恒湿器を取り扱う
メーカーと製品

※Google検索で「恒温恒湿器 卓上型」と検索した際に表示された上位2メーカーを紹介しています(2025年10月14日時点)。

サンプラテック(STC-V)

サンプラテック(STC-V)イメージ
画像引用元:サンプラテック公式HP
(https://www.sanplatec.co.jp/product.php?id=20)

幅460mm、奥行560mm、高さ720mm(外寸)の省スペースモデルです。透明アクリル製のチャンバーを採用しており、試験中のサンプルの状態を外から目視で確認できます。

また、プログラム運転を活用して、温湿度の変化試験を自動化することも可能。コストを抑えつつ効率的な試験を行いたい場面に適しています。

エスペック(SH/SUシリーズ)

エスペック(SH/SUシリーズ)
画像引用元:エスペック公式HP
(https://www.espec.co.jp/products/env-test/sh/)

机に置けるコンパクトサイズの恒温恒湿器シリーズで、最小機種は幅300mm、高さ300mm、奥行250mmを実現しています。

小型ながら、温度は-60℃から+150℃まで、湿度は30%から95%RHまでという広範囲な環境試験に対応。1分間に5℃の温度変化を伴う高速試験も実現可能です。

AC100V電源で稼働するため、研究室や開発現場など限られたスペースにも手軽に設置できます。

導入の流れと設置要件

製品を選定する際は、使用目的に合わせた容量や温湿度範囲に該当するものを選びます。同じ卓上型でも家庭用コンセントで使用できるタイプと、電源工事を必要とするタイプがあるため、電源仕様も事前に確認しておきましょう。

設置場所となる机上・実験台については、恒温恒湿器の重さに耐えられるか耐荷重性を確認しておく必要があります。

設置後は水平を確認し、初期設定と試運転で動作と精度をチェックし、安定稼働を確認してください。

利用に適した
卓上型恒温恒湿器を
選ぶためのポイント

卓上型恒温恒湿器と一口に言っても、約300mm四方の小型タイプから、高さ700mmを超える中型タイプまでサイズは様々です。また、注力している性能や仕様(例:サンプルの目視のしやすさ、温湿度制御範囲の広さなど)も製品ごとに異なります。

まずは自社の試験目的や設置スペースを明確にし、適切な製品を選定しましょう。

次の記事では、環境試験のニーズ別におすすめの恒温恒湿器製品を取り上げています。

環境試験のニーズ別
恒温恒湿器3
複数条件の試験
効率よく行いたい
ハイフレックス ネオ イーエスHIFLEX NEO-ESシリーズ
ETAC(エタック)
HIFLEX NEO-ESシリーズ
画像引用元:ETAC公式サイト
(https://etac.jp/product_category/environmental-test-chamber/ )
特徴
  • 1台分の床面積に複数試験槽を実装できる段積みモジュール構成
    今あるスペースで複数条件を同時に回せるので、評価渋滞を解消
  • 水蒸気回収+UV殺菌で水質を安定維持し、1度の給水で1,000時間の連続運転が可能※1
    加湿水由来の試験中断を抑えて再試験・スケジュール遅延を抑制できる。
活用シーン
  • 長時間試験(例:85℃/85%RH)
  • 通電湿熱試験(THBなど)
  • 小型・多品種の並列評価
  • 長期間連続運転
温湿度サイクル試験
期限内に消化したい
エーアールARシリーズ
ESPEC(エスペック)
ARシリーズ
画像引用元:ESPEC公式サイト
(https://www.espec.co.jp/products/env-test/ar/)
特徴
     
  • 18℃/分クラスの高レート昇降温で-40↔85℃/30–95%RHなどの繰り返しサイクルを短時間で処理。
    評価回転数を引き上げられる。
  • 設定値への安定復帰が短く、オーバー/アンダーシュートや設定外滞留を抑制
    その結果、プロファイル再現性が安定し、再試験リスクを低減
活用シーン
  • 温度・温湿度サイクル
  • 短納期の大量評価
  • 大型/高発熱サンプル
  • 試作~量産前の反復検証
監査準備
時間消費を抑えたい
エヌエスティーNSTシリーズ
ナガノサイエンス
NSTシリーズ
画像引用元:ナガノサイエンス公式サイト
(https://www.naganoscience.com/ja/wp-content/uploads/2023/11/NST_2023all_1127.pdf)
特徴
  • 電子記録と監査証跡で操作ログや変更履歴を自動保存。「誰が・いつ・何を行ったか」を、監査時に求められる完全性を保った状態のデータで出力でき、準備の手作業を削減
  • 医療の国際標準のICHQ1A条件に適合※2する、厳密な槽内環境制御。
    各国規制当局の要求基準を満たす信頼性の高いデータ取得が可能
活用シーン
  • ICH長期/加速保存
  • 治験薬・原薬の保管
  • 包装・容器の保存安定性
  • 化粧品・食品の保存性評価

※1 オプションのタンクを増設した場合の連続運転時間
※2 参照元:【PDF】安定性試験チャンバー|ナガノサイエンス公式(https://www.naganoscience.com/ja/wp-content/uploads/2023/11/NST_2023all_1127.pdf

環境試験のニーズ別 恒温恒湿器3選
環境試験のニーズ別
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