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恒温恒湿器の清掃・メンテナンスについて

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目次

恒温恒湿器を適正な状態で維持するためには、定期的な点検と保守が欠かせません。本記事では、装置の寿命を延ばしトラブルを防ぐための具体的な「動作テスト手順」および「清掃方法」について、推奨される実施時期とともに解説します。

恒温恒湿器の清掃・メンテナンス

恒温恒湿器の性能を維持するためには、定められた時期に適切な箇所をメンテナンスする必要があります。以下に記載する各項目に従い、定期的な実施を心がけてください。特にフィルタの目詰まりや水回路の汚れは、故障の直接的な原因となります。

主電源スイッチの動作テスト

漏電遮断器としての機能が正常に働くかを確認します。1ヶ月に1回、または長時間連続して運転する前に必ず実施してください。

【手順】

  1. 主電源スイッチ(漏電遮断器)が「ON」の状態であることを確認します。
  2. テストボタンを軽く押します。
  3. レバーが「OFF」の位置(またはONとOFFの中間)に落ちれば正常です。
  4. 復旧させる際は、一度レバーを完全に「OFF」側に倒してから、再度「ON」に入れてください。

温度過昇防止器の動作テスト

万が一の温度異常時に装置を停止させる安全装置の確認です。運転を開始する前に行ってください。

【手順】

  1. 主電源をONにし、装置の運転を開始します(定値運転)。
  2. 温度過昇防止器の設定値を、現在の槽内温度より5℃程度低い温度に設定します。
  3. 正常であればブザーが鳴り、計装画面に警報が表示され、設定器表示部が点滅します。
  4. 確認後、「ブザー停止」キーを押し、設定値を元の正しい値に戻してください。

※ブザーが鳴らない場合は異常があるため、メーカーまたは販売店へ連絡が必要です。

凝縮器用フィルタの清掃

冷凍機の放熱を助ける重要なフィルタです。ホコリが詰まると冷凍機の故障原因となります。1ヶ月に1回を目安に清掃してください。

【手順】

  1. 装置側面または給水タンク収納ユニット裏側などにある、凝縮器用フィルタを取り外します。
  2. フィルタに付着したホコリやゴミを水で洗い流します。
  3. 日陰で乾燥させます。(樹脂製のため、直射日光を当てると変形する恐れがあります)
  4. 乾燥後、元通りに取り付けます。

給水タンク・タンク用のフィルタ清掃

水が腐敗すると加湿用ヒータやウィックの寿命を縮めます。1ヶ月に1回、必ず清掃してください。

【携帯用タンクの清掃手順】

  1. 給水タンク(携帯用)を取り外し、少量の水(約2L)を入れます。
  2. 内部がきれいになるよう上下左右に揺り動かします。
  3. 底にある弁を押して排水します。これを2~3回繰り返してください。

【固定用タンクの清掃手順】

  1. 装置停止時に、給水タンク収納ユニットからタンク用フィルタ等を外します。
  2. タンク内面の汚れをナイロンたわしや布で落とします。
  3. タンク背面のホースクリップからホースを外し、プラグを抜いて排水します。
  4. 内部の残水を拭き取ります。

【タンク用フィルタの清掃手順】

給水ポンプ用のフィルタ清掃

ポンプへのゴミ侵入を防ぐフィルタです。1ヶ月に1回清掃してください。

【手順】

  1. 主電源スイッチをOFFにします。
  2. 給水タンク(携帯用)とタンク用フィルタを外します。
  3. 給水タンク(固定用)内のパイプからフィルタを引き抜きます。
  4. フィルタのゴミを水洗いし、逆の手順で戻します。
  5. 重要:清掃後は必ず「給水操作」を行い、水回路中のエアー抜きを行ってください。これにより給水量が適正に保持されます。

加湿皿の清掃

加湿皿やヒータへの付着物は寿命を縮める原因となります。1ヶ月に1回、付着物を取り除いてください。試験終了ごとに水を排出すると付着しにくくなります。

【注意点】

【手順】

  1. 試験槽の扉を開けます。
  2. 保護柵の下側を手前に引き、上に持ち上げて取り外します。
  3. ブラシ等を使用し、加湿皿と加湿用ヒータ表面を清掃します。
  4. 保護柵を戻し、扉を閉めます。

槽内清掃

正確な試験結果を得るために、運転開始前に毎回実施します。

【手順】

配電室の清掃

ホコリの堆積による故障を防ぐため、1年に1回実施します。配電室だけでなく、水回路室(排熱室)も同様に清掃してください。

【手順】

  1. 必ず主電源スイッチをOFFにします。(感電防止のため必須)
  2. 配電室扉、水回路室扉を開きます。
  3. 内部のホコリを掃除機などで吸い取ります。
  4. 扉を閉めます。
※参照元:エスペック公式HP|恒温恒湿器 プラチナスKシリーズ 第7章 点検・保守[※PDF](https://www.espec.co.jp/support/daily_check/data/02-01-01.pdf)
環境試験のニーズ別
恒温恒湿器3
複数条件の試験
効率よく行いたい
ハイフレックス ネオ イーエスHIFLEX NEO-ESシリーズ
ETAC(エタック)
HIFLEX NEO-ESシリーズ
画像引用元:ETAC公式サイト
(https://etac.jp/product_category/environmental-test-chamber/ )
特徴
  • 1台分の床面積に複数試験槽を実装できる段積みモジュール構成
    今あるスペースで複数条件を同時に回せるので、評価渋滞を解消
  • 水蒸気回収+UV殺菌で水質を安定維持し、1度の給水で1,000時間の連続運転が可能※1
    加湿水由来の試験中断を抑えて再試験・スケジュール遅延を抑制できる。
活用シーン
  • 長時間試験(例:85℃/85%RH)
  • 通電湿熱試験(THBなど)
  • 小型・多品種の並列評価
  • 長期間連続運転
温湿度サイクル試験
期限内に消化したい
エーアールARシリーズ
ESPEC(エスペック)
ARシリーズ
画像引用元:ESPEC公式サイト
(https://www.espec.co.jp/products/env-test/ar/)
特徴
     
  • 18℃/分クラスの高レート昇降温で-40↔85℃/30–95%RHなどの繰り返しサイクルを短時間で処理。
    評価回転数を引き上げられる。
  • 設定値への安定復帰が短く、オーバー/アンダーシュートや設定外滞留を抑制
    その結果、プロファイル再現性が安定し、再試験リスクを低減
活用シーン
  • 温度・温湿度サイクル
  • 短納期の大量評価
  • 大型/高発熱サンプル
  • 試作~量産前の反復検証
監査準備
時間消費を抑えたい
エヌエスティーNSTシリーズ
ナガノサイエンス
NSTシリーズ
画像引用元:ナガノサイエンス公式サイト
(https://www.naganoscience.com/ja/wp-content/uploads/2023/11/NST_2023all_1127.pdf)
特徴
  • 電子記録と監査証跡で操作ログや変更履歴を自動保存。「誰が・いつ・何を行ったか」を、監査時に求められる完全性を保った状態のデータで出力でき、準備の手作業を削減
  • 医療の国際標準のICHQ1A条件に適合※2する、厳密な槽内環境制御。
    各国規制当局の要求基準を満たす信頼性の高いデータ取得が可能
活用シーン
  • ICH長期/加速保存
  • 治験薬・原薬の保管
  • 包装・容器の保存安定性
  • 化粧品・食品の保存性評価

※1 オプションのタンクを増設した場合の連続運転時間
※2 参照元:【PDF】安定性試験チャンバー|ナガノサイエンス公式(https://www.naganoscience.com/ja/wp-content/uploads/2023/11/NST_2023all_1127.pdf

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